相模原糖尿病と歯周病を考える集い(紫陽花会)
生活習慣病である糖尿病と歯周病には因果関係があります。
本会は、神奈川県相模原市の医師・歯科医師・医療従事者の有志による糖尿病と歯周病にまつわる医療連携のための集まりです。
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机上でのみの議論だけではなく、まずは実践から…
すべてが手探りの状態から始まり、意見交換、試行錯誤しながら少しづつ実績を積み重ね活動を行っています。
参加希望の医療機関・医療従事者の皆さん
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©2020相模原糖尿病と歯周病を考える集い(紫陽花会)
相模原糖尿病と歯周病を考える集い(紫陽花会)について
本会の趣旨
本会の活動を通して神奈川県相模原市の糖尿病患者さんの健康回復・維持・増進を第6の糖尿病合併症とされる歯周病をはじめとする歯科疾患の治療・療養により実現することを目標にしています。
具体的には
- 糖尿病患者さんに対する歯科診療体制の充実を図る
- 糖尿病患者さんに対する歯科診療に自主的に協力する医療機関の拡充に努める
- 糖尿病患者さんに対する歯科診療の普及・啓発に努める
ことを目標にしています。
発足までの経緯
2017年度より神奈川県歯科医師会が「糖尿病の医科歯科連携に関する強化事業」を立ち上げ、神奈川県における糖尿病患者に対する歯科診療体制の充実を図るため神奈川県歯科医師会が中心となって「神奈川県糖尿病医科歯科連携協議会」を設置しました。
そして実践の場として相模原市をモデル地区として草の根運動的に医科歯科連携の試みを始めてみようということになりました。まず、本会の趣旨に賛同する相模原市医師会の糖尿病専門内科医 、相模原市歯科医師会の有志に声をかけ、これまでの経緯や趣旨を説明し、合意のもとに数名の発足企画メンバーで準備を進めてきました。
2018年6月2日、梅雨の時期に初回の相模原市糖尿病に関する医科歯科連携のための協議を行ったことと相模原市の「市の花」が紫陽花であることから本会の通称を「紫陽花会」とすることにいたしました。
本会の特色
相模原市内の糖尿病専門医が参加しています。
糖尿病治療を専門とする医師の有志が参加しています。
相模原市内の歯科医師が参加しています。
歯周病専門医を含む歯科医師の有志が参加しています。
糖尿病や歯周病に精通している医療従事者が参加しています。
薬剤師、看護師、管理栄養士、理学療法士、歯科衛生士など医療従事者の有志が参加しています。
「神奈川県糖尿病医科歯科連携協議会」のメンバーも参加しています。
2017年度より神奈川県歯科医師会が「糖尿病の医科歯科連携に関する強化事業」を立ち上げ、歯科医師会が中心となって「神奈川県糖尿病医科歯科連携協議会」が発足しました。そのメンバーも参加しています。
適切なケアを受けましょう
忙しさに追われる毎日を過ごしていると、自分の健康に気を遣うのをついつい忘れてしまいがちです。私たちは皆さまが健康のバランスを取り戻すためのお手伝いさせていただきたいと思ってています。ホームページをご覧いただき、治療方針や診療方法などがご自分にとって適切かどうかをご確認ください。
医科での取り組み・対応
紫陽花会の連携協力医院では以下のような取り組み・対応を行っています。
まずは受診しましょう
- 疲労感
- 皮膚が乾燥して痒い
- 手足の感覚が低下する、または、チクチク指すような痛みがある
- 感染症によくかかる
- 頻尿
- 目がかすむ
- 性機能の問題(ED)
- 切り傷やその他の皮膚の傷が治りにくい
- 空腹感やのどの渇きがひどくなる
など体調がすぐれないと感じたときは糖尿病の可能性が高いので紫陽花会の連携糖尿病専門医への受診をお勧めします。
治療を受けましょう
糖尿病の治療は
- 食事療法
- 運動療法
- 薬物療法
が3大療法です。
医師・看護師・薬剤師・管理栄養士からの療養指導・アドバイスを根気強く実行しましょう。
さらに正しく食事を摂る、糖尿病の改善のためには歯周病治療、虫歯の治療、欠損歯を補うことなど歯科疾患の治療もまた重要です。
継続管理を受けましょう
検査データや体重など継続して記録を取りましょう。継続して記録を取ることで気づきを得たり、治療への励みになります。
糖尿病連携手帳にはかかりつけ歯科医を記載する箇所があるので、かかりつけ歯科医がある場合は記載しましょう。
かかりつけ歯科医がいない場合は近隣の紫陽花会連携協力歯科医をご紹介いたします。
歯科受診をしましょう
糖尿病と第6の糖尿病合併症といわれる歯周病は因果関係があり、ともに生活習慣病です。
また虫歯や欠損歯があると十分に咀嚼ができず軟性食物を飲み込むような食事となり血糖値などに影響が出ます。
このように歯科疾患を治療することは糖尿病療養につながります。
問診やスクリーニング(唾液潜血検査など)で歯周病や 歯科疾患 が疑われる場合は糖尿病療養に理解のある紫陽花会連携協力歯科医やかかりつけ歯科医へのご紹介をいたしますでの歯科受診をしてください。
歯科での取り組み・対応
紫陽花会の連携協力医院では以下のような取り組み・対応を行っています。
まずは受診しましょう
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
- ブラッシング時に出血する。
- 口臭が気になる。
- 歯肉がむずがゆい、痛い。
- 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
- かたい物が噛みにくい。
- 歯が長くなったような気がする。
- 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。
などお口の状態ががすぐれないと感じたときは歯周病の可能性が高いので本会の連携協力歯科医への受診をお勧めします。
治療を受けましょう
歯周病の治療は 医療面接(問診)・検査・診断を経て歯周治療が開始されます。大きく分けて
- 歯周基本治療(プラークコントロール、スケーリング・ルートプレーニング、咬合調整、抜歯など)
- 歯周外科治療(重度の場合)
- 口腔機能回復治療(咬合治療、修復・補綴治療など)
- メインテナンス(定期検査)
に分かれます。そのステップごとに再度の検査(再評価)を挟んで、治療の効果が上がっているかどうかを確認します。
ブラッシング指導など歯科医師・歯科衛生士からの療養指導・アドバイスを根気強く実行しましょう。
継続管理を受けましょう
歯周病は歯周病菌による感染症です。一度治療が終わって症状が安定しても油断をすると再発や重症化してしまいます。そのためメインテナンス(定期検査)がとても重要です。
歯垢除去率を示すプラークコントロールレコード(PCR)、ポケットの深さ(PD)や歯周ポケットからの出血率(BOP)などの検査データによる歯周病の状態を教えてもらいましょう。継続して記録を取ることで磨き癖や気づきを得たり、治療への励みになります。
糖尿病連携手帳にはかかりつけ歯科医が記載する歯科項目があるので糖尿病連携手帳を持参し記載をしてもらいしましょう。
内科受診をしましょう
糖尿病と第6の糖尿病合併症といわれる歯周病は因果関係があり、ともに生活習慣病です。
歯周病治療をはじめとする歯科疾患治療にあたりかかりつけ内科医師と体調・病状などを照会、連携して治療を進めていきます。
歯周病治療を受けたのにあまり改善が見られない場合は糖尿病をはじめとする他の要因が関係している場合があります。医療面接(問診)やスクリーニング(尿検査など)で糖尿病の関与が疑われる場合は糖尿病療養に理解のある紫陽花会連携協力糖尿病専門医へのご紹介をいたしますでの受診をしてください。
活動内容
日々の診療業務に取り組む我々にとって、患者様の健康の達成・維持こそが我々の診療業務の目的であり、満足度・やりがいを向上させてくれるものです。
医科と歯科、それぞれの立場から意見・情報交換を行い活動を行っています。
詳しい活動内容についてはこちらからご覧ください。
チームメンバー
イギリスの詩人、ジョン・ダンの「人は孤島にあらず」という言葉にあるように、世の偉業は人々の協働によって達成されるものです。我々紫陽花会も個人の力ではなく、有志が集まり設立されました。医科と歯科の有志が患者さんの健康の達成・維持の目標達成のお手伝いをいたします。